本記事では、2026年6月に発表された日本旅行に関する主な情報をまとめ、7月以降の旅行で知っておきたいポイントを解説します。
ビザや訪日旅行者向けサービスなど、一部の情報は海外から日本を訪れる方が対象です。夏の混雑、宿泊予約、地方旅行、暑さ対策など、日本国内を旅行する方にも役立ちます。
今月の主な情報
2026年6月には、7月から始まる制度変更や、夏の旅行シーズンに向けた動きが相次ぎました。
今回取り上げるのは、次の6項目です。
- ビザ申請手数料の引き上げ
- 国際観光旅客税の引き上げ
- Tourist PASMOの利用拡大
- 夏の混雑と早めの予約
- 地方旅行への関心の高まり
- 夏の暑さと熱中症対策
1. ビザ申請手数料の引き上げ
概要
日本の外務省は、2026年7月1日からビザ申請手数料を改定すると発表しました。
対象となるのは、日本への入国前にビザを取得する必要がある海外旅行者です。
米国、カナダ、英国、オーストラリア、シンガポール、EU加盟国の多くなど、短期滞在でビザが免除されている国・地域の旅行者には、基本的に影響しません。
旅行への影響
ビザ申請手数料は、旅行費用全体の中では大きくないように見えるかもしれません。
しかし、家族やグループで申請する場合は、人数分の費用が必要になります。
また、夏休みや連休の前には、申請が集中して通常より手続きに時間がかかる可能性もあります。
日本への旅行にビザが必要な方は、費用だけでなく、申請から発給までの日数も考えて準備する必要があります。
旅行者が確認すること
- 自分の国籍で日本入国ビザが必要か確認する
- 必要な場合は、できるだけ早く申請する
- 最寄りの日本大使館または総領事館で最新の要件を確認する
- パスポートの有効期限を確認する
Travelism Tip
初めて日本を訪れる方の中には、すべての旅行者にビザが必要だと思っている方もいます。
実際には、短期の観光旅行でビザが免除されている国・地域も多くあります。
航空券を購入する前に、自分がビザ免除の対象か確認しておくと、不要な手続きや出費を避けられます。
公式情報
最新のビザ申請手続きや手数料については、以下の公式情報をご確認ください。
2. 国際観光旅客税の3,000円への引き上げ
概要
一般に「出国税」と呼ばれる国際観光旅客税は、2026年7月1日より、1,000円から3,000円へ引き上げられます。
航空機または船舶で日本から出国する、ほとんどの旅行者が対象です。
海外から日本を訪れた旅行者だけでなく、日本から海外へ出発する日本人旅行者も原則として対象になります。
税金は通常、航空券やクルーズ料金に含まれているため、空港で別途支払う必要はありません。
旅行への影響
国際旅行全体の費用と比べると、今回の増額はそれほど大きくありません。
ただし、家族旅行では人数分の税金がかかるため、合計金額は大きくなります。
また、航空券を比較する際に、表示価格へ税金が含まれているかによって、料金が違って見える場合があります。
旅行者が空港で行う手続きは、これまでと基本的に変わりません。
旅行者が確認すること
- 航空券は税金や手数料を含む総額で比較する
- 旅行予算に新しい税額を含める
- 航空券の明細で、国際観光旅客税が含まれているか確認する
Travelism Tip
航空券を比較するときは、最初に表示される運賃だけで判断せず、税金、燃油サーチャージ、座席指定料、手荷物料金などを含む最終価格を確認しましょう。
特に家族やグループ旅行では、一人あたりの追加費用が合計すると大きくなります。
公式情報
国際観光旅客税については、以下の公式情報をご確認ください。
3. Tourist PASMOの普及
概要
海外から日本を訪れる旅行者向けに導入されたTourist PASMOは、日本国内を移動する便利な方法の一つとして利用が広がっています。
鉄道、地下鉄、バスのほか、多くのコンビニエンスストアや自動販売機でも利用できます。
通常の交通系ICカードと同じように、改札機や決済端末へカードをタッチして使用します。
東京周辺に到着する海外旅行者にとって、移動のたびに切符を購入する手間を減らせる便利な選択肢です。
旅行への影響
日本の鉄道網は便利ですが、初めて利用する旅行者には複雑に感じられることがあります。
鉄道会社や路線によって運賃が異なり、目的地までの切符を毎回購入するのが難しいと感じる方も少なくありません。
Tourist PASMOを利用すれば、残高をチャージして改札にタッチするだけで、多くの鉄道や地下鉄を乗り継げます。
運賃を調べて切符を購入する時間を減らせるため、東京やその周辺を観光する旅行者にとって便利です。
なお、Tourist PASMOは海外からの短期旅行者向けの商品です。日本国内に住んでいる方は、通常のPASMOやSuicaなどを利用できます。
旅行者が確認すること
- 購入できる空港や駅を事前に確認する
- 旅行中は残高不足にならないようにチャージする
- 鉄道やバスだけでなく、対応する店舗でも活用する
- 有効期間や払い戻し条件を確認する
Travelism Tip
Tourist PASMOとSuicaのどちらを選ぶべきか迷う方もいるでしょう。
多くの旅行者にとって、実際の使い勝手に大きな違いはありません。
到着する空港や駅で、その時点で購入しやすいカードを選ぶのが最も簡単です。
関連ガイド(英語)
- How to Use IC Cards in Japan
- How to Pay for Train Travel in Japan
- How to Use Trains and Subways in Japan
公式情報
Tourist PASMOの購入場所や利用方法については、以下の公式情報をご確認ください。
4. 夏の混雑と早めの予約
概要
6月に入り、日本では夏の旅行シーズンに向けて観光需要が高まりました。
訪日旅行者の総数は前年同月をわずかに下回ったものの、多くの国・地域から引き続き多数の旅行者が日本を訪れています。
学校の夏休みや夏祭りの時期が近づくと、ホテル、空港、主要駅はさらに混雑します。
東京、京都、大阪、箱根、富士山周辺などの人気エリアでは、宿泊施設や交通機関の予約が、旅行者の予想より早く埋まることがあります。
この影響は、海外からの旅行者だけでなく、国内旅行を計画している方にも及びます。
旅行への影響
7月から9月に旅行する場合、直前まで予約を待つと、選べる宿泊施設や移動時間が限られる可能性があります。
人気の宿泊施設は、旅行日の数週間前に満室になることがあります。
週末、祝日、祭りの開催期間には、新幹線の指定席も取りにくくなります。
テーマパーク、展望台、美術館など、日時指定の入場券が必要な施設では、希望する時間帯が早く売り切れる場合もあります。
早めに予約することで、宿泊先や移動時間の選択肢を確保しやすくなります。
旅行者が確認すること
- 日程が決まったら、早めに宿泊施設を予約する
- 長距離移動では新幹線や特急列車の指定席を確保する
- 予約制の観光施設は早めにチケットを購入する
- 人気観光地は早朝または平日に訪れる
- 夏祭りや花火大会の開催日を事前に確認する
Travelism Tip
有名な観光地を訪れる場合でも、中心部から少し離れた地域に宿泊すると、混雑を避けながらゆっくり滞在できることがあります。
宿泊場所を選ぶ際は、観光地までの距離だけでなく、最寄り駅、乗り換え回数、空港からのアクセスも確認しましょう。
大阪での滞在を計画している方は、Travelismが案内する宿泊施設もご覧ください。
関連ガイド
以下のTravelismガイドは、現在英語で提供しています。
公式情報
毎月の訪日旅行者数については、以下の公式統計をご確認ください。
5. 地方旅行への関心の高まり
概要
日本では、東京、京都、大阪を結ぶ、いわゆる「ゴールデンルート」以外の地域にも旅行者を呼び込む取り組みが続いています。
各地の自治体は、海外からの旅行者を受け入れるため、交通環境、多言語案内、観光施設などの整備を進めています。
その結果、美しい自然、郷土料理、歴史的な町並み、伝統文化を楽しめる地方都市にも、海外旅行者の関心が広がっています。
こうした地域は、日本国内を旅行する方にとっても、混雑を避けながら新しい場所を知る選択肢になります。
旅行への影響
地方都市を旅程に加えることで、大都市を巡る旅行とは異なる過ごし方ができます。
地域によっては、次のような魅力があります。
- 大都市より手頃な宿泊施設を見つけやすい
- 飲食店を予約しやすい
- 混雑を避けて観光しやすい
- 地域の食文化や暮らしに触れられる
- 歴史的な町並みや伝統文化を楽しめる
ただし、地方では鉄道やバスの運行本数が少ないこともあります。
訪れる場所を決める際は、移動手段と最終便の時刻まで確認しておきましょう。
旅行者が確認すること
日本に1週間以上滞在する場合は、旅程に地方都市を加えることも検討してみましょう。
候補としては、次のような都市があります。
- 金沢
- 高山
- 松本
- 別府
- 鹿児島
- 松江
- 鳥取
これらの地域は、鉄道などで主要都市からアクセスでき、大都市とは異なる日本の魅力を楽しめます。
Travelism Tip
地方を「有名ではない場所」と考えるのではなく、「まだ訪れたことのない地域」と考えてみてください。
有名観光地を一つ減らして地方に一泊するだけでも、旅の印象は大きく変わります。
宿泊を伴うことで、日帰りでは見えにくい朝の街並みや、地域の日常にも触れやすくなります。
公式情報
日本各地の観光情報については、以下の公式サイトをご確認ください。
6. 夏の暑さと熱中症対策
概要
6月は、日本の多くの地域で梅雨と蒸し暑い夏の気候が始まる時期です。
気温が30℃前後でも、湿度が高いと体感温度が上がり、旅行者が予想する以上に体力を消耗します。
夏季には、熱中症が旅行中に注意したい健康上の問題の一つになります。
海外から日本を訪れる方だけでなく、日本国内を旅行する方も十分な対策が必要です。
旅行への影響
観光旅行では、普段より長い距離を歩くことがあります。
駅、寺社、商店街、観光地などを巡ると、1日に1万5,000歩から2万5,000歩程度歩くことも珍しくありません。
高温多湿の環境では、脱水症状や疲労が急速に進む可能性があります。
特に屋外での観光を続ける場合は、のどが渇く前の水分補給と、定期的な休憩が大切です。
旅行者が確認すること
次のものを持参するか、現地で購入しましょう。
- 軽くて通気性のよい衣類
- 水筒または飲み物
- 日焼け止め
- 帽子
- 折りたたみ傘
- 携帯扇風機
- 歩きやすい靴
- 汗を拭くタオル
観光中は、冷房の効いたカフェ、商業施設、コンビニエンスストアなどで定期的に休憩してください。
Travelism Tip
夏の旅行では、予定を詰め込みすぎないことも大切です。
昼間の暑い時間帯は屋内施設を訪れ、屋外の観光は朝や夕方に回すと、体への負担を減らせます。
コンビニエンスストアでは、冷たい飲み物、スポーツドリンク、冷却用品、日焼け止め、軽食などを購入できます。
暑さや疲れを感じたら、無理をせず休みましょう。
公式情報
最新の天気、気象警報、防災情報については、以下の公式情報をご確認ください。
7月の旅行準備
7月以降に旅行する方は、出発前に次の点を確認しておきましょう。
- ビザや国際観光旅客税など、自分に関係する制度
- ホテルや宿泊施設の空室
- 新幹線や特急列車の指定席
- 夏祭りや花火大会の開催日
- 観光施設やイベントの予約
- 旅行先の気温と天気
- 地方を訪れる場合の交通手段と最終便
夏祭りや花火大会の開催日は、会場周辺の宿泊施設や交通機関が特に混雑します。参加したいイベントがある場合は、会場までのアクセスだけでなく、帰りの電車や宿泊場所も事前に確認しておきましょう。
よくある質問
日本の出国税は空港で支払う必要がありますか?
多くの場合、国際観光旅客税は航空券やクルーズ料金に含まれています。空港で別途支払う必要は通常ありません。
日本人も国際観光旅客税の対象になりますか?
はい。日本から航空機や船舶で海外へ出国する場合、日本人旅行者も原則として対象になります。
ビザ申請手数料の引き上げは、日本人旅行者にも影響しますか?
いいえ。今回のビザ申請手数料は、日本への入国にビザが必要な海外旅行者に関するものです。
Tourist PASMOは日本人も購入できますか?
Tourist PASMOは、短期間日本を訪れる海外旅行者向けの交通系ICカードです。日本国内に住んでいる方は、通常のPASMOやSuicaなどを利用できます。
新幹線は事前に予約した方がよいですか?
週末、祝日、夏休み、祭りの開催期間に移動する場合は、事前予約がおすすめです。日程が決まっている場合は、早めに指定席を確保すると安心です。
6月から7月の日本は雨が多いですか?
日本の多くの地域では、6月から7月にかけて梅雨の時期にあたります。ただし、地域や年によって天候は異なります。
夏の旅行には何を持っていけばよいですか?
通気性のよい衣類、歩きやすい靴、日焼け止め、帽子、飲料、折りたたみ傘などを準備しましょう。携帯扇風機や冷却用品も役立ちます。
地方都市への移動は難しいですか?
多くの地方都市は、新幹線や特急列車などでアクセスできます。ただし、地域によっては運行本数が少ないため、時刻表や最終便を事前に確認してください。
次の旅行計画へ
日本旅行を快適に楽しむためには、交通、宿泊、季節の気候を早めに確認しておくことが大切です。
大阪での滞在を計画している方へ
大阪観光や関西周遊の拠点として利用できる宿泊施設をご案内しています。

